海外クラウドソーシングで高評価がもらえる英文メッセージのコツ5【丁寧さは不要です】
UpworkやFiverrを使ってみたいけど、クライアントと英語でやりとりするのが不安だな…。
英語でメッセージを送るときのポイントって何?
文法間違いやスペルミスを防ぐのに便利なツールがあれば教えてほしいな。
アメリカに住んでいるとはいえ、ネイティブの話すスピードについていけないこともしょっしゅうあります。
そんなわたしでも、UpworkやFiverrで、日本語が話せないクライアントと英語でやりとりをしますし、ほとんどの案件で高評価をいただいています。
[OsusumeLink id="4932"]この記事では、英語にあまり自信がなくても、クライアントに満足してもらえる英文メッセージのポイントを紹介します。
実は海外のクラウドソーシングでの英文メッセージのやりとりは、ランサーズやクラウドワークスのような日本のサイトとは違うコツがあります。これを覚えておくだけでも、コミュニケーション上のミスがかなり減りますよ。
では、早速みていきましょう。
海外のクラウドソーシングで高評価がもらえる英文メッセージのコツ
わたしが海外のクライアントとクラウドソーシングサイト上でやりとりして実感した、仕事に満足してもらい高評価がもらえる英文メッセージのコツは以下の通りです。
- 英文メッセージは短く、速くが正解
- まわりくどい表現より、シンプル&わかりやすい表現が◎
- 丁寧さよりフレンドリーさが求められる
- むやみにSorryを使うのは厳禁
- 不明点は面倒くさがらず必ず確認しよう
翻訳のクオリティが求められる案件には当てはまらない項目もありますので、ご注意ください。
コツ①英文メッセージは短く、速くが正解
少々文法が間違っていたとしても、返信がはやいほうがクライアントに喜ばれます。
すばやくメッセージを返信するためには、日本のメールのような「いつもお世話になっております」的な文章は不要です。短くて速いメッセージが大切です。
わたしの場合はUpworkやFiverrのクライアントとは、基本的にサイト内のチャット機能を使ってやりとりしているので、メッセージには冒頭の「Hi 〇〇(名前)」もなく、要件だけ1〜2行書くことがほとんどです。
短くて要件だけのメッセージで、クライアントから苦情が来たことは今まで一度もありません。
[alert title="サイト外でのやりとりには要注意"]英語に自信が…という方は、サイト外でのやりとりには特に気をつけてください。
サイト内のチャットログなら、何かトラブルがおこったときでもヘルプセンターに証拠として提出できますが、サイト外のやりとりは証拠として使えない可能性もあります。
[OsusumeLink id="841"]
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コツ②まわりくどい表現より、シンプル&わかりやすい表現が◎
英文メッセージが短いことのメリットとして、英語ネイティブではないクライアントにも理解してもらいやすい点が挙げられます。
共通言語として英語を使っているだけで、実は相手もネイティブスピーカーではないこともしょっしゅうあります。
気取った熟語や難しい単語を使ったり、やたら長文のメッセージを送ったりすると、相手によっては誤解されることもあるので注意したいところです。
[alert title="コミュニケーションに支障をきたすレベルのクライアントには注意"]たまにびっくりするくらいスペルミスを連発したり、文章が崩壊していたりするクライアントからメッセージが届くこともあります。
もし契約したとしても、のちのちコミュニケーションのミスからトラブルに発展する可能性が高いので、わたしの場合はお断りしています。
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コツ③丁寧さよりフレンドリーさが求められる
日本人のクライアントと接するときは「ていねいさ」が仕事の評価の大きなポイントになりますが、欧米のクライアントはフレンドリーさが重要なポイントになります。
絵文字を使うクライアントなら、こちらも絵文字を使ってもOKです。メッセージを短くできる上、フレンドリーな印象も与えられます。
クライアントの対応や提案で「いい!」と思ったことはちょっと大げさなくらい褒めたり喜んだりしよう
外国のクライアントに対して、あなたが「これは良かった!」とか「いいアイデア!」と思ったときは、日本の感覚に比べて2倍以上のイメージで褒めたり喜んだりしてみてください。
▼こんな感じのイメージで使うといいですよ。
アメリカでは、日本人の感覚ではささいなことでも「Perfect!」とか「Great!」とかよく言ってます。こちらも相手のいいところは、どんどん褒めましょう。ちょっとオーバーかも?くらいでちょうどいいと思います。
[memo title="あなたが褒められたときは"]反対に、外国のクライアントがやたら褒めてくれると感じても、それは彼らにとって普通なことです。ほとんどの場合は特別すごい!というわけではありません。でも、褒めてくれたことは素直に感謝しましょう。
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中途半端なお世辞はNG
いいと思ったことは素直にほめるべきですが、おせじはやめましょう。
クラウドソーシングの多くのプロジェクトでは、短い期間でお互いを理解してプロジェクトを成功に導く必要があります。
いいと思っていないことでも「いいですね」と言ってしまっては、クライアントがあなたの考え方を理解するのに時間がかかったり、下手をすると意見が矛盾しているととらえられたりする可能性もあります。
異文化コミュニケーションはただでさえ誤解が生まれやすいもの。トラブルのタネを自分でまくのはやめておいたほうがいいですよ。
コツ④むやみにSorryを使うのは厳禁
日本人がついクセで使ってしまう「Sorry」ですが、たとえあなたに非がないことでも早く終わらせてしまおうとして「Sorry」と言ってしまうのは問題です。
「あやまってしまう=あなた側に問題があった」と、とらえられます。
文化の違いによる誤解や相手の勘違いなら、安易にあやまらずしっかり説明するのが相手のためでもありますよ。
[OsusumeLink id="188"]コツ⑤不明点は面倒くさがらず必ず確認しよう
クライアントからのメッセージを見て「これ、どういう意味かな?」と思ったら、ちょっと面倒でも必ず確認しましょう。
日本人同士なら共通の知識も多く「きっとこんな意味だろうな」という推測はだいたい当たります。でも、生まれ育ちの全く違う外国のクライアントとのやりとりで、その考え方は危険です。
わからないことをハッキリ「わからない」というのは決して悪いことではありません。
わたしの場合は「ここはこういう意味ですよね?」と確認する感じで聞くことが多いです。
[say]普段は日本人との仕事が中心の方に、特に気をつけてもらいたいポイントです[/say] [memo title="質問があるか聞かれたときには必ず何かコメントしよう"]質問ある?と聞かれたときに、特に質問がなくても「このプロジェクトいいですね」など、どんなささいなことでもいいので何かコメントを残したり、わかっていることでもあえて質問したりしましょう。
「特にないです」だけでは、あまりにもぶっきらぼうで、やる気のない印象を与えてしまいます。
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数字、単位、時を表す名詞には特に注意!
少々文法や単語のスペルが間違っていたとしても、これだけは正確にしたいのが数字、単位、時を表す名詞です。これらのミスがのちに大きなトラブルに発展することもあるので、読み飛ばさず確認してください。
たとえば制作物のサイズひとつとっても、紙や名刺の標準サイズは国によって異なるので、事前の確認が必要です。確認するときも単位まで記入し、どの数字がwidthか、heightかなどもチェックしておきましょう。
[OsusumeLink id="1299"]また、欧米のクライアントは日付より曜日だけで「next Monday」などと言ってくることも多いです。いつのことかよくわからないときは「27日の月曜日ですよね?」などと日付とあわせて確認しましょう。
Grammarlyに文法・スペルチェックを任せよう
相手に少しでも早くミスのないメッセージを送りたいなら、Grammarlyがオススメです。
あなたが目視で確認しなくても、Grammarlyがスペルや文法を瞬時にチェックしてくれます。
特に優れているのは、grammarly(グラマーリー)のChrome拡張機能「Grammarly for Chrome」。
「Grammarly for Chrome」は、ウェブサイト内に入力した英文をチェックし、間違いを教えてくれる便利な拡張機能です。UpworkやFiverrなどでクライアントに送るメッセージも、すばやく書けます。
[say]いちいちアプリをたちあげなくても、GmailやFacebookの入力画面で英文をチェックしてくれるので助かってます[/say]無料で使えるので、ぜひ試してみてください。
[center]今すぐGrammarlyを使ってみる[/center] [OsusumeLink id="4798"]まとめ
海外クラウドソーシングで高評価がもらえる英文メッセージのコツ5つを、もう一度まとめておきますね。
- 英文メッセージは短く、速くが正解
- まわりくどい表現より、シンプル&わかりやすい表現が◎
- 丁寧さよりフレンドリーさが求められる
- むやみにSorryを使うのは厳禁
- 不明点は面倒くさがらず必ず確認しよう
短く的確なメッセージの積み重ねで、顔が見えない相手でも不安を与えず、気軽に質問しあったり意見を出し合ったりできる雰囲気を作りましょう。お互いに気持ちよく仕事ができますよ。
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