クラウドソーシングサイトの地雷&怪しい案件の見分け方【初心者必見】
クラウドソーシングで怪しい案件ってどんなもの?
地雷クライアントの特徴は?
わたしは日頃からクラウドソーシングサイトを介して仕事をしており、クラウドワークスのプロクラウドワーカーやUpworkのTop Ratedに認定されていた時期もあります。
[OsusumeLink id="10090"]クラウドソーシングで可能性のある案件に積極的に応募することは重要ですが、稼ぎたいからとあまり募集要項を読まず、手当り次第応募するのは危険です。
中にはあなたの個人情報を引き出そうとするスパム案件や、契約したが最後、トラブルに巻き込まれたり、終わらせるのに一苦労する地雷案件も…。そんな案件には絶対関わりたくないですよね?
今回はクラウドソーシングで気をつけるべき地雷&怪しい案件と見分け方について解説したいと思います。
地雷&怪しい案件じゃなくて、優良クライアントを見分けるポイントが先に知りたい方は、こちらの記事が参考になりますよ。
[OsusumeLink id="10125"]では、早速みていきましょう。
(この記事は2020年3月に追記・再編集しました)
クラウドソーシングではこんなスパム案件(危険案件)に要注意!
絶対に注意したいのが、そもそも仕事目的ではなくあなたの個人情報を狙ったスパム案件です。
私の経験から、スパム案件の見分け方をいくつか紹介します。怪しい案件を見かけたら、すぐ通報するようにしましょう!
- 仕事内容に見合わない高額案件
- メールで話がしたいと言ってメルアドを求めてきたり、サイト外でのやりとりを催促してくる案件
- タダで商品をあげるからレビューを書いてほしいという案件
- 必要以上の個人情報を最初から要求してくる案件
①仕事内容に見合わない高額案件
仕事量に対し、設定報酬額が嘘みたいに高い案件は要注意です!
なぜなら、楽して儲かるほどクラウドソーシングは甘くないから。
金額で人目を引き、引っかかるフリーランサーを今か今かと待ち構えているので気をつけましょう。
②メールで話がしたいと言ってメルアドを求めてきたり、サイト外でのやりとりを催促してくる案件
外部に漏らしたくない情報があるので詳細についてはメールで話したいと、最初からメールアドレスを求めてくる案件にも注意しましょう。
[say]シークレットな情報を扱う案件だとしても、詳細を伏せた上でジャンルやスケジュール、仕事量などを話しあうことは十分可能です。[/say]もしいきなりメールアドレスを求められても絶対に教えてはいけません。まずはクラウドソーシングサイトのメッセージ機能を使ってのやり取りを提案してください。
メルアドが目的なら、何も返答はないはずです。
③タダで商品をあげるからレビューを書いてほしいという案件
海外のクラウドソーシングサイトfiverr(ファイバー)は本人確認なしで簡単にアカウントが作成できるので、身元が怪しい人も中にはいます。
実際に、メッセージが来てからしばらくしたら運営側から削除されていたアカウントが一つありました。
[say]「タダで商品をあげるからレビューを書いてほしい」とメッセージが届きましたが、住所などの個人情報を教えるのは怖いのでメッセージのやりとりをやめました![/say]④必要以上の個人情報を最初から要求してくる案件
なぜかあなたのfacebookやLinkedInのアカウントを教えて欲しいと言ってくるクライアントにも注意が必要です。
「いや、そんな案件ないでしょ?」と思うかもしれませんが、私は実際に見たことがありますよ!もちろんすぐ通報しました。
誕生日や電話番号なども、聞かれても教えないでください!
誕生日から銀行の暗証番号やSNSのパスワードを推測して試されるケースもあります。
[box class="box26" title="海外のクラウドソーシングサイトならではのスパム案件"]日本人を狙ったスパム案件を見たことがあります。おそらく他人種より金を持っていると思われているのでしょう。一見魅力的な内容なでしたが、よく見ると矛盾点だらけでした。
[say]いつでもどこでも日本人って狙われるんだな…と悲しくなりました。皆さんも気をつけてください![/say][/box]
クラウドソーシングではこんな地雷っぽい案件にも要注意!!
クラウドソーシングサイトをチェックしていると、スパムではないですが、何だか嫌な予感のする案件もちらほらあります。
注意が必要な案件は以下のようなものです。
- 発注者の評価が低い案件
- 仕事に対して報酬が安すぎる案件
- どんなデザインを求めているのか、方向性が全く見えない案件
- 「もしこの仕事がうまくいけば次回の仕事もあります」「ほかにもお仕事をお願いする予定です」の部分をやたらと強調する案件
①発注者の評価が低い案件
評価が低い発注者の案件には注意しましょう。よほどのことがない限り、避けた方が無難です。
最近の評価は良いけど昔悪い評価がある人の場合は、評価内容をよく読んだ上で判断しましょう。必要があれば発注者に悪評価の理由をたずねてもいいと思います。
②仕事に対して報酬が安すぎる案件
たまに「この仕事で、たったこれだけしかもらえないの?」と驚くような金額を提示している案件も見かけます。
▼たとえばこちらは納期1週間で約25ページのコーディングを合計6,000円でやって欲しいという案件。どう考えても内容と報酬が釣り合っていません。
たとえあなたが新人フリーランサーで、喉から手が出るほど実績が欲しかったとしても、絶対に応募はやめましょう!
高評価を狙って報酬が安すぎる案件を苦労してこなしても、発注者がいい評価をくれる保証はどこにもありません。
信頼できるクライアントと納得できる仕事をした方が成長できて、精神衛生的にもいいですよ。
③どんなデザインを求めているのか、方向性が全く見えない案件
「デザインってよくわからないから、とりあえずいくつかアイデア出して!」と言ってくる方がいるとしましょう。
自由度が高い案件かと思いきや、実は意外とそうではないんです。
ただ単に考える作業をデザイナーに押し付けているだけで、デザイン案を見るや否や「ここは赤」「この写真はもっと大きくしたい」「コピーがいまいち。もっといいの考えて」と修正の嵐。
またデザイン案を見ても何だか修正案が気に入らず、気まぐれに無数の修正指示…
発注者側の狙いがよくわからない案件は、デザイナー側も提案しづらく、時間を浪費する上にストレスがたまりやすいもの。
報酬とスケジュール・修正回数に納得できれば引き受けてもいいかもしれませんが、私なら距離を置くでしょう。
[box class="box26" title="もし引き受けてしまったなら...あの手この手で意見を引き出す"]様々な切り口で1つでも多く意見を集め、相手の考え方を探りましょう。
- 過去の似た案件に対する外部の反響、社内の意見
- 競合他社のデザインに対する感想 など
質問の仕方を変えれば案外すんなり答えにたどり着けることもありますよ。[/box]
④「もしこの仕事がうまくいけば次回の仕事もあります」「ほかにもお仕事をお願いする予定です」の部分をやたらと強調する案件
「もしこの案件がうまくいけば、さらにお仕事をお願いします」と書いてあるのはいいのですが、これをダシに「だから今回の案件は安くして」と言ってくるクライアントや、この部分をとやかく強調してくる案件には要注意です。
理由は簡単で「もしこの案件がうまくいかなかったら、次の仕事はこないから」です。「案件成功の基準」も非常にあいまいで、クライアントの機嫌ひとつでいくらでも変わります。
そもそも、良い仕事をしてくださる方を見つけたら次回のお仕事をお願いしたくなるのは当然のこと。わざわざ書かなくても、普通ならそういう流れになりますよね。でも、わざわざ書いている理由は何かと考えると…
もし次回がなくても納得できる報酬額なら問題ないでしょう。
▼こちらの記事で詳しく解説しています。
[OsusumeLink id="20164"]クラウドソーシングで怪しい&地雷案件から自分の身を守る方法
では、クラウドソーシングで自分の身を守るためにできることは何でしょうか?今すぐできる方法をまとめました。
- クラウドソーシングサイト外でやりとりしない
- 日本語力や英語力があやしい人とやりとりしない
- プロフィール欄・応募メッセージ・提案で個人情報をあかしすぎない
①クラウドソーシングサイト外でやりとりしない
[say img="https://kmy.website/blog/wp-content/uploads/gingerbread.jpg" name="クッキー"]サイト外でやりとりすれば手数料を払わなくて済むからラッキー![/say]と思ったあなた、その考えはかなり危ないですよ!
サイト外でやりとりする=もしトラブルが起こってもクラウドソーシングサイトは介入しません
不払いや不当な要求をされたとしても、自分で解決するしかありません。一方、クラウドソーシングサイト内でのトラブルの場合は、ヘルプセンターがサポートしてくれます。
わたしがクラウドソーシングサイト上で体験したトラブルと解決までの流れは、こちらの記事にまとめています。
[OsusumeLink id="6076"]②日本語力や英語力があやしい人とやりとりしない
いくらお金をくれるクライアントとはいえ、相手の語学力が原因でコミュニケーションに支障が出そうな場合は、一緒に仕事をするのを避けたほうが無難です。
- 簡単な英単語なのにスペルミスを連発する
- 日本語があやしい
こういったクライアントには注意したほうがいいですよ。こちらの記事でも詳しく解説しています。
[OsusumeLink id="5876"] [OsusumeLink id="14137"]③プロフィール欄・応募メッセージ・提案で個人情報をあかしすぎない
プロフィール欄や応募メッセージに個人情報を書き込みすぎないようにしましょう。
- 電話番号
- メールアドレス
- 個人のfacebookアカウント
などは特に気をつけて!
その他のSNS上でも、個人情報を特定しやすい写真やメッセージを投稿する時はリアルな友達のみに公開するなど、日頃から気をつけておきたいですね。
[OsusumeLink id="1034,299"]まとめ:怪しい案件にはくれぐれも気をつけて!
最近はクラウドソーシングサイトもスパム案件を警戒しているので数は減ってきました。
が、いまだに怪しい案件を見かけることはあります。なんども繰り返しますが、見つけたらすぐに通報しましょう!
また地雷案件はスパムではないので自分で判断するしか、今のところ手立てがありません。
ちょっとでも「不安だな」と感じたら、クライアントに確認するクセをつけておくといいですよ。
楽しいフリーランス生活を送るために、要注意案件には気をつけましょう。
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