初心者でも採用確率がアップするクラウドソーシング応募メッセージの書き方Part1【フォーマット編】
ランサーズやクラウドワークスでどんな応募メッセージを書いたらいいの?
具体的な提案文の書き方を教えてほしいな。
メッセージの書き方はこれで大丈夫かな?
書き忘れていることがあったらどうしよう…。
本記事では、クラウドソーシングサイトの応募メッセージの書き方をご紹介します。
とくに初心者なら、わたしの書き方を真似するだけで
- クライアントがいちばん知りたいこと
- 契約成立後のトラブルを防ぐために明確にしたいこと
を、じゅうぶん盛り込んだメッセージを書くことができます。
かなりデザイナー視点のフォーマットになりましたが、ライターやプログラマーの方の応募メッセージでも基本的なフォーマットや重要ポイントは同じです。
前置きが長くなりましたが、さっそくひとつひとつ見ていきましょう!
初心者でも採用確率がアップするクラウドソーシング応募メッセージの書き方Part1【フォーマット編】
まず、応募メッセージの全体像を確認しましょう。
<あいさつと簡単な自己紹介>
- あいさつ
- 名前
- 経歴
<応募案件に関すること>
- 応募案件の質問事項への解答(もしあれば)
- プロジェクトになぜ興味を持ったか
- プロジェクトに関する簡単な提案や質問
- 応募するプロジェクトに近い作品とその説明(もしあれば)
<提案に関すること>
- 提示金額に含まれる内容
- 提示金額に含まれない内容
- 対応可能時間・休暇について
<その他の重要事項>
- 連絡手段・連絡可能な時間帯など
- 過去の仕事、ポートフォリオURL、添付ファイルがあればその説明も
- スキル・動作環境・対応アプリケーションなど
<締めのあいさつ>
- あいさつ
それでは一つずつ一緒にみていきましょう。
あいさつと簡単な自己紹介
以下の内容を簡潔にまとめます。
- 挨拶
- 名前(クラウドワークスのユーザー名でOK)
- 経歴
あまりダラダラ書きすぎず、簡潔に記入します。自分のセールスポイントはここではなく、応募案件に関することと絡めて説明しましょう。
応募案件に関すること
プロジェクトの内容を読んで、以下の項目をうめていきます。応募メッセージでいちばん重要なのはこの項目です。発注者サイドに自分がなぜこの案件にふさわしいか、しっかり説明しましょう。
記入するときは、
- あなたの経験
- あなたのスキル
- セールスポイント
- 案件への熱意
を盛り込みながら書きましょう。ただし、ムダに長くなりすぎないように気をつけて!
応募案件の質問事項への解答(もしあれば)
案件の中には、応募者に答えて欲しい質問を用意しているものもあります。クライアントがあなたからいちばん聞きたいことなので、応募メッセージの上の方で答えましょう。
プロジェクトになぜ興味を持ったか(応募の動機)
クライアントは自分の案件に積極的な人や、過去に似た案件の経験がある人に興味を持つはずです。
- プロジェクトと自分の過去の仕事の共通点
- なぜこの案件に興味を持ったか
などを記入しましょう。
プロジェクトに関する簡単な提案や質問
コンペ形式でなくても、文章で簡単な提案をしてみましょう。私はよく「私ならこの写真をメインに使って、こういうコピーを大きく使います。なぜなら…」のように、ちょっとしたアイデアを書くようにしています。
ちょっとしたコツとしては、「わたしの考えでは…」ではなく「ユーザーの立場で考えると…」という風に、ユーザー目線で考えて提案していることをアピールすると、説得力が増します。
案件を読んでわからない部分に関して、質問するのもいい方法です。
両方共プロジェクトの応募事項をよく読まないと書けないので、「応募要項にきちんと目を通している」アピールもできます。
応募するプロジェクトに近い作品とその説明(もしあれば)
もし過去に似た案件の仕事をしたことがあれば、それを詳しく説明します。
- 作品のポイントやこだわった点
- 使用したアプリケーションやスキル
- あなたの役割
- 作品の反響・クライアントの評価(高評価だった場合のみ)
も忘れずに記入しましょう。
提案に関すること
提示金額やその内訳も、クライアントが知りたい重要項目です。契約後に「話が違う」とトラブルにならないように、提示金額に含まれる内容も簡潔に書いておきましょう。
提示金額に含まれる内容
金額を提示したら、その金額内で私が何をするのか説明します。「修正は◯回まで」「表紙案は2案提出」「入稿データ作成費含む」など、箇条書きでOKです。
提示金額に含まれない内容
契約後のトラブルを防ぐため、別料金のオプションなどがあれば記入します。
最初からあまり細々書きすぎると敬遠される可能性もあるので、応募段階では必要最低限にとどめておき、契約の最終段階でしっかり確認しましょう。
対応可能時間・休暇について
「◯月は週◯時間対応可能」など、プロジェクトにどれくらい自分の時間を割り当てられるか、ざっくりでいいので記入します。
年末年始やお盆など、連休前後のスケジュールも契約前にさりげなく確認しておくと、無用なトラブルが避けられます。
その他の重要事項
連絡手段・連絡可能な時間帯など
メールやスカイプなど連絡手段について書きます。電話に出られない時間帯があれば、それも伝えましょう。
過去の仕事、ポートフォリオURL、添付ファイルがあればその説明も
過去にどんな仕事をしたか、代表的なものを記入します。オンラインポートフォリオのURLも忘れずに!作品を添付ファイルで送信するときは添付ファイルがあることと、その内容を簡潔に説明します。
URLを記入するときのポイント
トップページではなく、見せたいページに直接リンクする
トップページからのんびりあなたのサイトをながめるほど、クライアントには時間がありません。特に見てほしいページがある場合は、直接そのページに行けるリンクをはりましょう。
URLの前にどんなページへリンクするか説明を入れる
リンク先がどんなページなのか説明があれば、クライアント側がリンク先をチェックするべきか判断できて親切です。
具体的には以下のようになります。
✕ダメな例
私のポートフォリオです。
https://〇〇〇〇〇.com/(トップページのURL)
○よい例
私のポートフォリオ(https://〇〇〇〇〇.com/)もご覧ください。
・日本食レストランのメニューデザイン1
https://〇〇〇〇〇.com/△△△1(詳細ページへの直リンク)
・日本食レストランのメニューデザイン2
https://〇〇〇〇〇.com/△△△2(詳細ページへの直リンク)
・整水器のパンフレットデザイン
https://〇〇〇〇〇.com/〇〇〇(詳細ページへの直リンク)
もしまだポートフォリオを持っていないなら、ぜひ作ってみましょう。デザイナーでなくても、ポートフォリオサイトがあれば他の応募者に差をつけることができますよ。
アドビポートフォリオやWixなら、コードがわからなくても美しいオンラインポートフォリオが簡単に作成できます。
スキル・動作環境・対応アプリケーションなど
あなたのスキル・使用PCのOS・グラフィックアプリケーション、フォントについて等あなたの動作環境を簡単に伝えるようにしましょう。
締めのあいさつ
さいごに締めのメッセージです。ここも簡潔にまとめましょう。
- 最後まで読んでいただき、ありがとうございます
- 質問などは気軽にどうぞ
- よろしくお願いします
これでメッセージはおしまいです。
早速クラウドソーシングサイトの案件に応募してみよう
このフォーマットを元に応募メッセージを書き、ぜひ案件に応募してもらえると嬉しいです。